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線を”美しくきれい”に描くということ
始めの課題は、自身の体型に基づく原型の作図です。
作図のポイントは、細く、濃く、美しい線を描くことです。
私の経験談ですが、通信教育の始め、原型の作図を提出した際に書き込まれていたのが「線が太い!」でした。提出ノートにも書かれていて、そのときはじめて「作図ってこれじゃダメなのか」と思ったほどです。それほど私は製図の初心者でした。
通信教育の先生より。一番始めに書かれていた言葉は線についてだった。
ハッとさせられた本「夢を叶える パリのタイユール」
私がまだ作図に慣れていないころ、ある本に出合いました。
それまでは、正直作図の線に対してそこまで意識をしておらず、指導していただいた先生の言葉さえ、あまりピンと来ていなかったのです。きれいに描けばいいのかな、そんな程度でしか思っていませんでした。(先生ごめんなさい)
そんな私が、あるとき「夢を叶える パリのタイユール」という本と出会ったのです。
著書は鈴木健次郎さん。
本の表紙
彼はパリにブティックを構えています。
実は彼、動画数は少ないですがYoutubeで動画を投稿しています。パリのタイユールについてお話されていたり、芯地について語っていたりと、とても面白く勉強になります。
こんな贅沢な動画を無料で見れるのは本当にラッキーです。洋裁にご興味のある方におススメです。
パリのテーラーも”ラインの美しさ”を意識していた
さて、彼が学生の頃に、メンズファッション専門学校の吉田先生から教わったことがあると著書で紹介しています。それは、
「ラインを美しく描く、何度も書き直さず一気に描くこと」だったそうです。
これを読んだ瞬間、私はハッとさせられました。
こんなすごい方が、線を美しくきれいに描くことは大切だと言っているのに、私はどうして意識をしなかったんだろう。通信の先生だって、始めに言ってくださった言葉だった。どうしてこの重要さに気づかなかったのだろう、と。
今となっては美しく線を描くことは大切で当たり前かもしれませんが、当時の私は忘れ物を思い出したときのような感覚でした。
それからというもの、線を美しく描くことを意識することで、各段に線を引くのが格段に上手になりました。それからは通信の先生に注意されることもなくなりました。(それとは反対に、作図はきれいにかけていますという言葉をよくもらうほどになりました。)
チープ・シックお金をかけないでシックに着こなす法
万来舎/鈴木健次郎著
※2024年10月現在、中古本または電子書籍での取り扱いしかございません。
他にも通信教育についての記事はこちら(通信教育をサクサクすすめるコツ/課題のデザイン決め)
2023/12/7 追記・編集