独学は、あなたがこれから未来に向けて何かをしたいときにそれは始まります。
はじめに、独学はすべての人におススメするわけではありません!こんなブログを立ち上げておいて何だそれはと思った方もいらっしゃるかもしれません。私は、独学で得た知識や体験をブログでお伝えしてはいますが、自分と同じように独学でやるべきだ!なんて全く思ってはいないのです。
おススメしない理由のひとつに、独学では様々な種類の「不安」がつきまとってきます。これに耐えていくのは至難の業です。私もいまだにこの不安に耐えかねて(?)います。今回は、洋裁を独学で勉強していくときにつきまとう不安を厳選してご紹介いたします。
不安①「孤独」
堂々の第一位です。
独学というくらいですから、独りで学んでいくことは、想像以上に寂しいです。周囲に同じような人がいなくても、ネット上に仲間がいれば孤独ではありませんが、孤独というのは仲間がいないことです。仲間がいないということは、励まし合うことが出来ないということです。
はじめは「独りフルマラソン」
フルマラソンを想像してみましょう。あなたはプロではない方、一般の部で出場することになったとします。
フルマラソンは、数多くの人と一緒にスタートしてゴールを目指します。もしこれが、たった一人でスタートし、ゴールを目指すことになったら、あなたは完走することができるでしょうか?もちろん、応援者はいません。
私もフルマラソンの経験はありませんが、学生の頃は駅伝に何度か参加していました。走っている途中、先生や仲間、道行く人に「頑張ってね!」と声を掛けられることがどんなに力が出ることか、私は身をもって体験しています。
孤独すぎるのいや!という人に、少し希望を添えたいことがあります。
そのうち「応援者」が現れる
すごいですね!頑張ってください!応援しています!
孤独な砂漠の中で、コップ一杯の水をもらえる日が来ます。
孤独を打ち消すのは「応援」なのかもしれません。昔から「見てくれる人は必ずいる」といわれますが、これは本当なのだと感じます。なぜかはわかりません。どんなに独りで学んでいたとしても、少しずつアウトプットしながら進めていけば、必ずどこかで「見ている人」から応援が届くでしょう。
さらに「見ている人」に対しては、あなたが「勇気」を与えているかもしれません。そう思えば、不安も少しはやわらぎますね。
不安②「ゴール」がない
私たちは、小さいときからゴールを設定されていました。宿題はこの1枚の紙に書かれた問題をやれば終わり。小学校は6年間で終わり。授業は50分で終わり。この教科はここの単元まで学習すれば終わり、というように。
独学は、どこまででも学んでいけます。終わりはありません。独学はすればするほど、さらに「なぜ」「なぜ」と疑問が増えていきます。深く勉強すればするほど、広範囲になればなるほどわからないことが増えていきます。
洋裁の勉強をしようとすれば、始めはイメージしやすい服の形や型紙から入るでしょう。勉強するにつれ、生地のことがわからないとここが理解できないな、染色を勉強しないと謎が解けないな、人体のことがわからないといい型紙がつくれないな、簿記の知識がないと個人事業のことわからないな——。何なら化学変化とかも知りたいな…。(私の願望)
自分で「立ち寄りゴール」を設定する
独学は、自分でゴールを設定する力が必要になってきます。
独学はインプットが基本です。ですが、ある一定のところまできたらアウトプットすることをおススメします。
- 資格を取る
- 独学していることに関わる人に会ってみる
- ブログや動画で誰かに教えてみる
などをして、独学で得た知識をアウトプットしてみましょう。
アウトプットをすると、意外と自分がどの程度学んできていたのか、客観的に自分を見ることが出来ます。
不安③「世間体」
これは長期的に、ボディーブローのように精神を蝕んできます。
独学は、傍から見ればちょっと異質に見えます。
周囲では、あなたは「学校も行かず、どこにもいかず、一人で何かわからないことをしている人」なのです。
仕事にまつわる独学をしている人であれば「遊んでいる人」なのです。
私が独学中、結構傷ついた言葉があります。
「好きなことできていいね」
未来を信じて独学しているときの苦しさは、知らないのでしょう。この言葉を言われると、結構心にグサッときました。好きなことやるって、楽しいだけじゃないんだぞ。って、思っていました。
独学は「世間体」で見れば「正しくない」のかもしれません。ですが、独学は「その世間」が知らない世界を知らせてくれます。世間は興味がないことかもしれません。ですが、自分の好奇心をそそるような冒険があることは確かです。
世間の言葉は(聞いているふりして)サラリと受け流す
世間体を気にする人にとっては、少々ツライでしょう。独学は「世間体」から外れてからがスタート!くらいの気持ちでいくと楽かもしれません。
何か自分たちと違うことをしていると、人はよかれと思って忠告してきたり、最近どう?と様子を聞いて来たりします。対処はひとつです。受け流しましょう!何を言っても、いいことはひとつも起きないからです。そういえば中野信子さんの著書にも、正義というもので人に意見を言ってくる人がいることが書かれていますね。人間そんなものなのです。(もちろん、自分も含めて。)
独学を評価してくれる時代になってきた
今から4年~5年前のコロナショックの頃より、「独学」がブームになりました。それまでは、独学では食べていけないイメージを持たれることが多かったように思います。ですが、現在では「独学」のイメージもよくなり、私自身、就職で独学に興味をもたれて話しが弾んだという経験もあります。経歴ほどの威力はありませんが、独学でどんなことをしてきたかを語れるくらいになれば、今は意外と評価される時代になったんだと、私は実体験を通じて感じています。
今回は独学の不安に関して厳選した3つをご紹介しましたが、不安は
ASUKATAでは、「なんで?」「どうして?」を大切に、独学から出発したいろいろな考え方をブログで紹介しています。答えはひとつじゃない、いろいろな方向から考えてみましょう!ではまた。