著者の所有するシャネルについての本
「CHANEL」はどうやって個人の帽子屋さんから大きな企業に変貌できたのか?モノづくりをしていれば、この人について勉強しない人はいません。今でもトップブランドとして存続している数少ないブランドですが、今回はどうやって個人からビジネスに変貌させていったのかを、簡単にご紹介できたらと思います。
はじめはリメイク品を売っていた
(リメイク品というと語弊があるかもしれませんが、イメージしやすいのでこういった表現にしています)
シャネルははじめ、帽子を売っていたことは有名です。私は今まで、シャネルは帽子をハンドメイドで作っているのだと思っていました。ですが、そうではなかったらしいのです。
彼女は1909年、パリで帽子店を始めました。そこで売っていたのはデパートで仕入れた既製品に手を加えた帽子、つまりリメイクしたものでした。確かな技術で作られた帽子を選び、シャネル自身のデザインが重なった帽子はすぐに評判となりました。
そこから1910年、立地のよい場所に店舗を移転後、有名人に帽子を着用してもらう機会を多く得て、瞬く間に有名になりました。
その後、1921年に有名な香水「N°5」が生まれます。
個人では香水を流通させられなかった?
ここで香水を作っていこうという手腕がシャネルのすごいところですが、香水が出来た当初は、自分のお店で販売するという小規模な販売方法だったようです。ここまでは、個人でモノづくり販売している私たちには想像がつきやすいでしょう。
この香水を広く世に出すためには、大きな工場や販売経路の開拓が必要です。しかし、シャネルにはそんなものはありませんでした。どうやって世に広めたのか?
シャネルは企業と手を組むことを決めたのです。
良いモノを作るだけでは食べてはいけない。というのは本当だな、とモノづくりの立場から身に染みて思います。モノづくりをする私たちは、経営というものを勉強していく必要があるということです。
モノづくりだけしていればいい、いずれ誰かが見つけてくれて世に広めてくれるだろう、努力をしていれば…。そんな宝くじにあたることを祈っているだけでは、ダメなのだというのをささやかれているような気持になります。
シャネルはこの香水が世に広まったことで、ラグジュアリーブランドとしての確固たる地位を確立しました。大変興味深いですよね。
この記事を書くにあたって、自宅にあるシャネルについての本を漁ってみると3冊ほどありました。それぞれ全く違う視点から書かれている本で、どれも面白い本です。本日の参考文献として、ご紹介いたします。
・シャネルの戦略 長沢伸也編著 杉本香七著
ビジネスの観点から書かれた経営本。
・ココ・シャネルの言葉 山口路子著
シャネルの人柄や考え方が見えてくる本。文庫本で、文章も読みやすくおススメ。
・もっと知りたい シャネルと20世紀モード 朝倉三枝著
マリー・ローランサンの美術展に行った際に入手した本。写真がたくさん掲載されており、服ももちろんのこと、生きていく様子を写真に収めたかのような図鑑のような感覚の本。視覚的に情報を取り入れやすい方はこちらがおススメ。
シャネルに怖気づかないように、イタリアのことわざで勇気を出そう
こんなすごい人を知るうちに、その人の功績と自分の年齢を重ね合わせてしまうことはよくあります。「自分はもう無理だ」そんな風に思わないでくださいね。私自身がそう思いたくない、ということもありますが…。
ここでイタリアの有名なことわざがあるそうで、最後にこちらをご紹介します。
「遅くなってもやった方がいい」Meglio farlo anche se è tardi
勇気が湧いてきます!
”ASUKATAの独学で洋裁”では、「なんで?」「どうして?」を大切に、独学から出発したいろいろな考え方をブログで紹介しています。答えはひとつじゃない、いろいろな方向から考えてみましょう!ではまた。