みなさん、ドレーピング(立体裁断)ってどうやって習いましたか??ネット検索すれば、独学が難しいだのなんだの書かれています。私自身、独学から始めた一人です。自身の体験から、独学でも資格が取得できるレベルまでは持っていくことは可能だとお伝えします。
今回は、独学の時にお世話になったDrapingの本をご紹介します。
ドレーピング 完全講習本(著キャロライン・キース 文化出版局)
著者はKarolyn Kiisel(キャロライン・キース)さんです。海外版での書籍でも、軒並み評価が高く、大変良書であることがわかります。KarolynさんはYoutubeもしていらっしゃいます(すべて英語なので、私には何を言っているのかあまりわかりません…)。日本語版の監修は、小杉早苗さんです。
正直、やや高価な本ですが、そもそも専門書は入手しにくく、アパレルの専門書は扱っている書店が少ないのが現状です。少し値は張りますが、本屋やアマゾンで入手しやすく良書であるという点でおススメしたい一冊なのです。そしてさらにこの本がおススメな理由3つをご紹介します。
おススメポイント①写真が多く、視覚的にわかりやすい
布が適切な分量で、適切に配置されていないとこうなりますよ、と写真や絵が添えられています。Drapingに慣れていない時は、”何がどうよくないのか”それ自体がわからない状態です。そのポイントを説明してくれる本は、初心者にとってとても心強い本です。
②解説が多い
とても細やかに、丁寧に解説されています。読み込むのにやや大変な思いはするかもしれませんが、実際にDrapingしていく際のポイントが丁寧に書かれていますので、とても勉強になります。
③生地の必要量が書いてある
この服を作るには、シーティング生地がこのくらい必要ですよ、とあらかじめ書いてあります。これはDraping初心者にとって大変良心的です。
Drapingをするために、いきなり生地を反で購入する人はあまりいないと思います。そのとき、何m買えばいいのか見当がつかないのです。当時私はとても助かった記憶があります。
些細なことと思いそうですが、実際に作業をするときになってこの本はとても親切な本だな、と感じるのです。
ドレーピング 完全講習本
文化出版局/ キャロライン・キース著
定価:4,950円
ドレーピング、やりかたはひとつではない
Draping本やYoutubeを参考に思うことは、作り方はひとつではないということです。実は人によってやり方がかなり違います。ですが、出来上がりはどれも美しいのが共通しているところです。
実際に自分の好きな方法を探してみることをおススメします。
他にも、Drapingの参考にお勧めのYoutube動画をアップしています。→Draping@Youtube
※追記※シリーズの2冊目が出ました
KarolynさんのDraping本に、待望の2冊目が2022年に発売されました。
ただし、こちらは英語版のみ販売されていますので、ご購入の際はご注意ください。
追記・編集 2024年5月6日 内野