㉑独学でパターンメーキング検定-「勉強法」実技 番外編

アイロン

@photo AC

会場が開く時間に行こう

検定書類には、試験の開始時間が大事そうに記載されているのですが、意識するのは開場時間です。試験場が遠い方は大変かもしれませんが、会場が開く時間(会場に入れる時間)に行くのがポイントです。

すると、試験の開始時間よりも30分程度は早く試験場につくことになるかと思います。

どうしてこんなに早く会場に行かなければいけないのかというと、ひとつは早く着くことで試験会場に「体を慣れさせ、緊張を和らげておく」ことができます。これは、よいパフォーマンスをするための準備のひとつです。そしてもう一つの理由は、

「アイロン」をすること

PM検定では、各自シーチング生地を持ち込んで実技試験をします。(それぞれ自分の必要だと思う寸法に切って持参します。)

もちろん、会場には地直ししたシーチング生地を持参しますが、会場に着く頃には、また生地にしわが付いています。

しわが付くと地の目も歪み、型紙をトレースするのにズレる原因になります。また立体裁断で行う場合はしわがあっては出来ません。そこで、もう一度試験会場でアイロンをしておく必要があるのです。

そのため試験開始前ではなく、会場の開く時間に行く必要があります。

名古屋の試験会場では、1教室でざっと30人前後いたように感じます。

会場にもよりますが、名古屋会場ではアイロンは一部屋に3台程度置いてありました。

数十人の受験者が、試験直前にアイロンをかけようとすれば、間違いなく順番待ちに巻き込まれてしまいます。巻き込まれた人たちは、自分の順番が来るまで、試験開始時間を気にしながら前にいる人たちに意味もなく不快な気持ちを抱きかねません。

不快な気持ちはストレスを生み、それはたちまち集中力を阻害し、パフォーマンスを下げる一因になります。思いもよらない順番待ちで、試験開始前から焦りを感じることは、プチパニックを起こすことにもなりかねません。

そこで早く会場に行くことで、アイロン渋滞に巻き込まれずにゆっくりアイロンをかけることが出来ます。そして、この「アイロンをかける」行為で、さらに緊張を和らげ、集中できる環境を作っていきます。

アイロンで、五郎丸

このアイロンがけについて、どれだけ話が長いのかとお思いになるかもしれませんが、もう少しお付き合いください。

このアイロンがけには重要な要素が盛り込まれているのです。

イチロー選手や五郎丸選手とまではいきませんが、「いつもしている作業を会場でもする」ことは過度な緊張を和らげ、パフォーマンス上げることにつながることは有名な話です。

この原理を利用して、試験会場ではいかに過度な緊張を和らげ、いつもの状況に近づけることができるかがポイントです。

いつもの状況は脳が落ち着いて集中できるからです。

そこで私が利用したいのは「アイロンがけ」でした。

自宅などで試験練習をする際には、シーチング生地の地直し「アイロンをかける」ことをお決まりにしておきます。緊張して入った試験会場でも、いつも行っているアイロンがけをすることで、自然と心は落ち着いていきます。

もちろん、アイロンがけではなく、お決まりのポーズを決めても大丈夫です。お好きな方法で、ご自身にあうやり方を探してみてください。


パターンメーキング検定2級、筆者のドタバタ体験記はこちら

 → 実技試験(体験記①決意する・体験記②猛勉強する・体験記③試験の日

 → 筆記試験(体験記④会場を間違える

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