毎日着る女の子服表紙/片貝夕紀・日本ヴォーク社
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紹介の前に-「当たり外れが結構激しい」型紙本の世界-
@ぴよたそ
型紙本は、当たり外れが結構激しい世界です。
もちろんこのブログでおススメしている型紙本は、”当たり”だと筆者が思っているものだけ紹介しています。パターンを勉強する前と後で、これはどうして当たりだったのか、どうして外れだったのかが、わかるようになってきました。
型紙本の良書を選ぶポイントについては、別ブログで紹介していますので、そちらを参考にしてみて下さい。(型紙本で騙されがち?「いい型紙本」の共通点4つ)
ひとつご紹介すると、「誰が書いたものなのか」をちゃんと確認すること、です。どんな人なのか、著者の紹介欄をよく読んでから購入しましょう。
”パターンレーベル”さんの著者は「片貝夕起」さん
彼女は、文化服装学院専攻科で優秀賞を受賞されているという、エリートなお方です。
型紙本で有名です。現在パターンレーベルを主催しています。
パターンレーベルさんの本はどれも、Amazonで軒並み高評価です。その理由を、本を紹介しながら挙げていきましょう。
おススメの理由-その①手作り感が「ない」
子供の服を手作りすると、どうしても「てづくり感」が出てしまう。しょうがのないことだとわかっていても、もうちょっと(既製品のように)上手く見えないかなぁと思ってしまうものです。
「既製品みたいですね!」はナンセンス?!
実は、プロ並みの洋裁家には、自分で作った服を「既製品のようだ」と言われることに抵抗を感じる人は少なくありません。既製服は大量生産なので、工程を省いたり、手作業の部分を極力減らした仕様が多いです。(ハンドメイドを売りにしたブランドさんは別ですが。)
それに比べてハンドメイドは細かなところにも気を配って作られることが多く、既製品は足元にも及びません。
特に高齢の方は既製品のイメージが悪いようで(昔の既製品は結構ひどかったのよとよくおっしゃいます)、それと同じにしないで!と思われるようです。気を付けます!!
この本で作ったものは「え!作ったの?!」と、自分も周りもびっくりするほど、服の完成度が高くなります。
私自身、自分で型紙を引けるようになるまでは、いくつもの型紙本を買っては作っていました。その中でも、ダントツでキレイに仕上がるのが「片貝夕起さんのパターンレーベル」さんでした。
型紙本は、買いに行くと相当に悩みますが、この方の本を買っておけばまず間違いないと、そのくらいの自信を思っておススメしています。
おススメの理由-その②パターンが美しい
おススメの理由は、パターンが美しいことです。
私も今までいくつか他の型紙本(女の子服)を買って作ったことがあります。基本的には、これはすごい!と思った服はほとんどありませんでした。型紙本で服を作ったときにありがちだったことは、
- 衿ぐりが大きすぎる
- 袖ぐりが大きすぎる
このふたつは本当によくありました。よくみれば型紙の長さが合っていなかったりすることもあるほどで、パターンを責任もって仕上げているかどうかは、著者にかかっているのです。
おススメの理由-その③縫いやすい
パターンが美しいと、本当に「縫いやすい」です。縫いやすいということは、縫う際の「ミス」が減り、綺麗に早く仕上がります。縫いやすさは、型紙選びの重要なポイントです。
私があるオーダーメイド事務所から聞いた話ですが、腕のある工場さんは、パターンがおかしいと知っていてサンプルを縫うことがあるそう。
「ほらね、このパターンだとここがこんな風にしかならないよ!」というために、わざとそうしているとか。…こ、こわい!ですが、本当にパターンが悪いと出来上がりは必ず悪くなります。生地は正直なので、パターンが悪いと必ずどこかにひずみが出てしまうのです。
初心者であれば、まずは解説が理解できるものから始めよう
パターンレーベルは、簡単なものから少し難しいものまで幅広いアイテムがそろっているのが魅力です。アイテムの多さは実力がなくては出来ません。
全くの初心者だと少し難しいアイテムも掲載されていますが、そんな時は完成までの手順が少なく、解説を読んでちゃんと理解ができるものから挑戦していくのが、失敗が少なくできるコツです。
理解できない部分があるところは、縫っているときにかならずつまづきますので、始めに理解をしてから縫いましょう。また理解を助けるコツは、動画をうまく使うことです。縫い方は動画の方がわかりやすいです。
ぜひ縫い方を参考にしながら、美しい型紙で服作りをしてみましょう!
毎日着る女の子服 増補改訂版
日本ヴォーク社 / 片貝夕紀著
1,650円